
これからファイナンシャルプランナーの資格取得を目指す方だけでなく、すでに取得している方も気になるのは、ファイナンシャルプランナーの将来性だと思います。
資格を取った後、その先に何が待っているのか、わからなければ、頑張れませんよね。
今回は、働き口や年収など、隠しておきたい事実まで包み隠さず公開します。
もくじ
ファイナンシャルプランナー(FP)3つの働き方とは
ファイナンシャルプランナー(FP)で活躍する方は、大きく3タイプに分けられます。
そして、そのタイプによって年収も大きく異なります。
年収は、働き方によって大きく異なります。
そのため、残念ながら「〇〇万円です」とは言い切れません。
そこで、働き方とその働き方で得られる平均年収をお話しいたします。
働き方は大きく分けて3タイプ
細かくわけるときりがありませんので、ここでは3タイプとさせていただきます。
- 勤務型
- 独立型
- 副業型
この3タイプです。
1. 勤務型
会社に所属する形です。
ファイナンシャルプランナーの資格取得までに広く浅い知識を学びます。
そのため、様々な業界で活躍することができるのです。
たとえば、金融関連や不動産、保険や証券会社、最近では大手家電量販店でも求人が行われていたりします。
安定的に収入を得ることができますが、自由はありません。
2. 独立型
いわゆる起業です。
自身で事務所を構え、クライアントを探し、相談業務を行います。
ちなみに1件1時間の相談業務の相場は5,000円~10,000円。
クライアントが増え、多くの実績を積んだ後であれば、より多くのお金をもらうこともできます。
自分の思った通り自由に活動でき、頑張ったら頑張った分だけリターンがありますが、営業力がなく、クライアントを獲得できなければ収入は0です。
3. 副業型
こちらは、最近増えてきている働き方です。
会社に勤めながら、就業後や週末に自身のスキルを活かし、働きます。
勤務型と独立型のハイブリット的な位置づけですね。
自分の思った通り自由に活動でき、クライアントを獲得できなかったとしても、本業があるため収入は一定額あります。
ただし、活動時間に制限があり、大きく稼ぐことはできません。
それぞれ、メリットとデメリットがありますが、どのタイプも資格を活かした働き方ができます。
ファイナンシャルプランナー(FP)の年収は?
いよいよ本題です。
『ファイナンシャルプランナーっていくら稼げるの?』といったお話です。
勤務型の年収は?
まずは、勤務型の方の年収からお話します。
とはいっても勤務型でも勤務する業界によって年収は大きく異なります。
ですので、メインの業界ごとに平均年収を紹介します。
不動産業界:633万円
銀行業界 :647万円
証券業界 :760万円
保険業界 :894万円
ちなみに、一般的な会社員の平均年収が400万円~600万円と言われていますので、一般の方より年収が高くなるようです。
企業によっては資格給なんてものもあり、毎月数万円程度の手当てがある場合が多いようです。
ただし、勘違いしてもらいたくないのは、これが平均ということです。
なかには勤続何十年という方や営業成績が抜群という方も含まれています。
最初から平均年収をもらえるわけではありません。
とはいえ、最初はどのぐらいもらえるのか、気になりますよね。
そこで、実際にどの程度の年収で募集されているのか、紹介します。
- 求人サイトIndeedでは平均年収591万円
- 求人ボックスでは平均年収405万円
- 転職ステーションでは平均年収458万円
- 給料BANKでは平均年収394~517万円
多少ばらつきがありますが、年収500万円前後が多いようです。
独立型の年収は?
次に独立型の平均年収についてですが、正直わかりません。
年収数千万円という方もいれば、数万円という方もいらっしゃいます。
その方の営業力とスキルによって大きく異なるからです。
また、独立される方は、たいていダブルライセンスだったりします。
たとえば、宅建や行政書士、社会保険労務士といった資格を取った後、自身の業務の幅を広げたり、専門特化させたり工夫をされた結果、大きな成功を納めています。
これだけでは不親切ですので、成功されている方の共通点をお話します。
- 複数の商品や案件を取り扱う(業務の幅を広げる)
- 単価の高い案件を取り扱う
- オリジナルの案件を取り扱う(専門特化など)
あとは、経験を積み、実績を増やしていくことで自ずと年収が上がっていくそうです。
もっと詳しく知りたいという方は、独立系FPとして活躍されているFPサポートセンター株式会社代表取締役の中村 賢司さんがFPとして成功するための講座を開講していますので、そちらをご覧ください。
副業型の年収は?
最後に副業型の年収ですが、これも一概に言えません。
どれだけのことをするかで変わってくるからです。
たとえば、ファイナンシャルプランナーとして相談業務を空いた時間だけ行うのであれば、どれだけ集客できるかで変わりますし、セミナー講師や記事の執筆などの仕事であれば、単価数千円~数万円となります。
つまり、どれだけの頑張るかで、収入が変わってくるということです。
とはいえ、副業ですので、本業の年収を超えることはないと思います。
まとめ
ファイナンシャルプランナーは様々な業界で活躍できます。
また、働き方には勤務型・独立型・副業型の3タイプあります。
そして、年収は選ぶ業界や働き方によって異なりますが、一般の会社員より多少増える傾向があります。
つまり、資格を取ることが年収アップにつながるわけです。
今後、老後資金問題や保険の見直し、資産運用意識の高まりなど、ますますファイナンシャルプランナーの活躍できる環境になってきます。
その時のためにもできるだけ早く勉強を始めておくことが大切です。
もし、あなたがまだ資格をお持ちでないのであれば、検討してみてください。
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