
ファイナンシャルプランナーは、どんな人に向く仕事なのでしょうか。
顧客と直接会い、重要な情報を扱うFPに必要なのはどんな能力なのか考えてみましょう。
もくじ
ファイナンシャルプランナー(FP)への適性がある人とは
ファイナンシャルプランナーへの適性がある人は、以下のような能力を持つ人たちです。
コミュニケーション能力を持つ人
情報を集めたり、情報を発信したりすることが得意な人、また、相手の話をしっかり聞きながら、自分の持つ知識や情報から返答、提案できる人は、ファイナンシャルプランナーに向いています。
ファイナンシャルプランナーは、ただ話をするだけではなく、顧客の話をしっかり聞いて的確な提案を行わなければなりません。
優れたコミュニケーション能力を持つ人は、企業の中だけではなく、独立したファイナンシャルプランナーとしてもやっていけるでしょう。
安心感を与えられる人
顧客は、自身の資産の話など、普通ならあまり話したくない話をしなければなりません。
いくらファイナンシャルプランナーといえども、信頼できない人には話しづらさを感じてしまうので、ファイナンシャルプランナーには、心を開いてもらえるような誠実さが求められます。
ミーティングの場所選び、データ等の管理を適切に行うなど、顧客が話しやすく感じてくれるような雰囲気を上手に作れる人は、この仕事に向くといえるでしょう。
データの利用や数字が得意な人
ファイナンシャルプランナーは、保険や金融商品などの顧客情報を扱います。
それぞれの顧客の状況に合わせて、適切な提案を行うには、統計データを読んだり、正しく計算したりする能力を備えていなければなりません。
もちろん、データは常に最新の情報にアップデートしておく必要があります。
このように数字やデータに強い人は、ファイナンシャルプランナーに向くでしょう。
ファイナンシャルプランナーに向かない人
ファイナンシャルプランナーの仕事は、必ずしも顧客の資産を増やすことが目的ではありません。
将来の夢の実現、目的の達成のためにどのような方法をとることが理想的なのかを提案、アドバイスすることがファイナンシャルプランナーのメインの仕事です。
顧客の要望にもよりますが、ノルマを達成するために顧客のプランに合わないような金融商品をすすめるなどの行為は厳禁です。
長期的な視野で、堅実に資産を増やせるような提案を行いましょう。