
ファイナンシャルプランナー(FP)は、FP技能検定に合格することで与えられる資格です。ファイナンシャルプランナーは、実は資格がなくてもできる仕事ではありますが、当然ながら、資格を持つことで信頼度が高まります。
ファイナンシャルプランナーが求められている業界は数多いのですが、中でも金融業界や不動産業界での活躍が目立ちます。この記事では、ファイナンシャルプランナーの就職先や活躍の場についてご紹介していきます。
ファイナンシャルプランナーが活躍する業界
ファイナンシャルプランナーは、企業に所属している「企業系」の人と、フリーで活躍する「独立系」の人に大きく分けられます。
ファイナンシャルプランナーの大多数は、実は企業系で、独立して働く人は1割程度しかいないのが現状です。
金融
金融業界は、多くのファイナンシャルプランナーが活躍している業界です。
銀行、保険会社、証券会社などは、ファイナンシャルプランナーの持つ知識が存分に発揮できるフィールド。
投資信託や株などの資産運用に関しては、多くのFPが得意とするところでしょう。
近年は、金融業界に就職すると、FP資格を取得するよう促されることも多いようです。
不動産
相続や事業承継、資産運用、税金などの知識を持つFPは、不動産業界でも大活躍しています。
不動産業界は、宅建とともにファイナンシャルプランナーの資格を持つ人が活躍する要素がそろう業界です。
フリーのファイナンシャルプランナーもあり?
フリーで活躍するファイナンシャルプランナーもたくさんいます。
もちろん会社を設立している人もいますが、多くは個人事業の形でビジネスを行っています。
フリーのFPの顧客は、個人が中心です。
幅広い知識を持ち、専門性の強さを売りと企業ではできないきめ細やかな対応で顧客からの信頼を得て活躍しています。
また、保険代理店を運営しながらFPの資格を取得するという人も多いようです。
ただし、フリーで働くのは一見、気楽に見えるかもしれませんが、すべてを自分でやらなければならないというプレッシャーはとても大きいものがあります。
顧客の新規開拓も、常に自力で行わなければなりません。
フリーで成功しているFPは、現状、特に秀でた能力を持っている人か、すでに別の仕事で多くの顧客がいるFPに限られるといっていいでしょう。
このように、FPの資格を保持する人の多くは、金融業界や不動産業界で働いています。
会社で働きながらFPとしての経験を積み、さらに得意な分野を作ることに注力することで、独立しても戦える実力を身に付けるといいでしょう。